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小説

1-1 ノンフィクション!昭和50年代の少女たち 一章

バラのスカート屋根裏風のお部屋春になると、ミツバチの羽音が聞こえる。ブーンという音が幾重にも重なって、早苗の耳に届きはじめると、もうすぐ輝く季節がやってくる。白い野ばらが一面に咲き乱れ、野苺が実り、早咲きの野生のトケイソウが咲き始める。早苗...
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2-1 事実をもとにした物語!昭和50年代の少女たち 第二部 第一章

咲く桜、散る桜都会からの先生満開の桜の門をくぐって、早苗たちは中学校に登校した。入学式の翌日だった。髪を美しく結い上げた若い先生が歩いている。早苗たちの担任だった。その先生は都会から派遣された臨時の先生で、洗練された佇まいの人だった。ちらほ...
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1-8 ノンフィクション!昭和50年代の少女たち 八章

ハレのドレスいとこの結婚式十二月にいとこの結婚式があった。去年作った紫のセットアップが大活躍した。一瞬で人目を引く華やかさがあった。「あれまぁ!これを自分で作ったの?」去年あれほどけなされた早苗のセットアップをみんなが褒めてくれた。「早苗ち...
INTJ

昭和こぼれ話 ふたつ

第一部はあと少しあります。少々お待ちください。出来上がっています。さて、早苗のMBTIはINTJ(建築家)です。イメージは今回は百合の花で、花言葉は純潔です。ちなみにエニアグラムは5w6らしいです。一人が大好き、ものつくり大好きです。おばあ...
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1-7 ノンフィクション!昭和50年代の少女たち 七章

知らないおじさん丸いおじさんは食いしん坊二学期が始まって、ほどなくして、桃子ちゃんが知らないおじさんを連れてきた。おじさんは、まん丸い体をした背の低いひとだった。早苗が玄関にお迎えに行くと、丸いおじさんは、「なんだ。子供か」と鼻で笑った。お...
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1-6 ノンフィクション!昭和50年代の少女たち 六章

おしゃれの道色付きリップ次の日早苗は色付きリップをつけて登校した。女の子たちが次々と「それなあに」と聞いてきた。「これは色付きリップだよ。でもね、リップクリームだから先生に見つかりそうになったらほらすぐに拭い取れば大丈夫」女の子たちは、キラ...
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1-5 ノンフィクション!昭和50年代の少女たち 五章

成らない苺新しい春がやってきた。ブーンというミツバチの羽音と共に、街中で田植えが始まった。早苗の家の周りにも電柱が増えた。ぽつりぽつりと少しだけ野いちごの花が咲こうとしている。今年はジャムにするほどの野いちごは採れないだろう。トケイソウはま...
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1-4 ノンフィクション!昭和50年代の少女たち 四章

動き出した時間一通の手紙早苗が我に帰ったのは、十一月一日のことだった。その日の夕方、郵便受けに一枚の手紙が届いた。横浜からだった。宛名は麦ちゃんのお母さんの字だった。中を開けると見覚えのある花柄の便箋が二つ折りにされ、赤い木の葉が挟まれてい...
INTJ

昭和こぼれ話 ひとつ

主人公早苗はわたしのお話で、MBTIはINTJ(建築家)です。イメージはトケイソウで、花言葉は宗教的な、誠実な、です。麦ちゃんはENFP(広報運動家)。ついつい話を盛りすぎて、嘘だと言われがちです。イメージは赤いカンナで花言葉は情熱、虚像で...
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1-3 ノンフィクション!昭和50年代の少女たち 三章

二学期の準備大人の雑誌その日、早苗は、麦ちゃんの家で頭を突き合わせて、大人の雑誌を見ていた。麦ちゃんのお母さんが持っている、大人向けの洋裁の本には、素敵なお洋服の写真がたくさん並んでいた。一週間のコーディネートというページをめくりながら、二...
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1-2 事実をもとにした物語!昭和50年代の少女たち 二章

家弔い季節は田植えが終わり、田んぼに全て水が張り巡らされて、季節は梅雨へと向かっていた。湿っぽい空気の中、色鮮やかな糸トンボが湿地の上をとびまわり始めた。カエルたちが、ゴウンゴウン ブオーンと奇妙な合唱をしている。その日 普段は仲の悪い義実...
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