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No18 事実をもとにした物語!昭和50年代の少女たち 第二部 十章

廃れゆく町デパートへの買い出しこのころの町には、ろくなものが売っていなかった。「マリア!マリア!急須が割れたから買ってきてちょうだい」あの人がマリアに急須を買いに行かせた。ところが鳩のスーパーが無くなった今、どこを探しても急須がなかった。マ...
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No17 事実をもとにした物語!昭和50年代の少女たち 第二部 九章

自転車を届けに少ない交通電話を切ってすぐマリアは春子ちゃんのおばあちゃんの家に自転車を取りに行った。そのままバス停まで時刻表を見に行くと、夕方に一本だけ田舎町を通過するバスがあることを確認できた。帰りは上手にこのバスに乗りたかった。汽車は二...
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No16 事実をもとにした物語!昭和50年代の少女たち 第二部 八章

町の衰退パッチワークのスカート南国にも寒さの厳しい季節がやってきた。マリアは新しいスカートが欲しかったが、鳩のスーパーが潰れた今では、布が手に入らなかった。そこでパッチワークで十六枚はぎのスカートを作ることにした。茶色いイメージのスカートに...
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No15 事実をもとにした物語!昭和50年代の少女たち 第二部 七章

嫁探し運動会運動会の花形は十三歳になる二年生だ。二年生たちは最前列で踊った。町の衆がお嫁さん探しに、わらわらと押し寄せて、候補を物色している。人気があるのは、安産体型だ。「わたしは早く結婚して子供を十人産むわ!もちろん専業主婦になるのよ!」...
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No14 事実をもとにした物語!昭和50年代の少女たち 第二部 六章

少女の決断町の名士夏休みになり、春子ちゃんのご両親がお盆休みにやってきた。春子ちゃんのご両親はお墓参りを済ませると、金園さんの家にお中元を持ってご挨拶に行った。「父さんと母さんは、金園さんのご紹介で結婚したのよ」春子ちゃんのお母さんが何度も...
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No13 事実をもとにした物語!昭和50年代の少女たち 第二部 五章

夢と約束きんぽうげの春南国の短い冬が終わり、早い春がやってきた。三月にはもうソックスを脱ぎ捨て、サンダルだけで歩けるような陽気になる。海水浴だってできるのだ。町にはこの季節になると、国道沿いには真っ白いヒメジオンが一面に咲き乱れ、神社の裏の...
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No12 事実をもとにした物語!昭和50年代の少女たち 第二部 四章

短い冬餅つき南国の短い冬がやってきた。十二月になり、春子ちゃんはセーターの上にセーターを着て、まんまるになっていた。秋田ではこんなふうに重ね着をするのが当たり前なんだと教えてくれた。そして年末年始は秋田に帰って行った。年の瀬に親戚中の人が集...
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No11 事実をもとにした物語!昭和50年代の少女たち 第二部 三章

桃子ちゃんに会いにやつれた桃子ちゃん九月のお彼岸にお母さんがお墓参りに行くよと言った。その途中で桃子ちゃんのお店に寄ると言う。嬉しかった。桃子ちゃんに会える。マリアは桃子ちゃんにもらったレースのワンピースに袖を通した。南国の九月はまだまだ暑...
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No10 事実をもとにした物語!昭和50年代の少女たち 第二部 二章

ネズミのお金大掃除次の日、マリアは春子ちゃんの小屋の片づけを頼まれていた。かつて納戸だった離れには、まだすみっこのほうに、家族の私物が積み上げられていた。春子ちゃんとマリアは、それを母屋の押し入れに移す作業をした。「そこのベッドの横の本をお...
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No9 事実をもとにした物語!昭和50年代の少女たち 第二部 一章

咲く桜、散る桜都会からの先生満開の桜の門をくぐって、早苗たちは中学校に登校した。入学式の翌日だった。髪を美しく結い上げた若い先生が歩いている。早苗たちの担任だった。その先生は都会から派遣された臨時の先生で、洗練された佇まいの人だった。ちらほ...
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