夜○い文化と、柿の木と、わたし

柿の木と夜這い文化 昭和のお話

柿の木と夜〇いの関係

今は夜〇い文化が無くて良かった~と思われるでしょう?
そもそも、そんな言葉を知らないって人も多いかもしれませんね。

夫ではない男性が、夜中に女性のところに尋ねてくる文化です。

その土地にもよりますけど、わたしが生まれ育った地方では、夜〇い文化の主導権は完全に女性側が持っておりました。
つまり、お断りする権利を持っていたのです。

農業を守るために、より健康でガタイの良い子供を産む必要があったので、女性側から積極的にガタイの良い男性や、血の遠い男性(よそ者)の血を得るための文化でした。

さて、女の子が10歳ぐらいになると、家の庭に柿の木を植えました。
桃栗3年、柿8年と言いますから、お年頃になると、柿の木に実がなり、
「庭の柿をもいでもいいですか?」と声がかかるようになります。
柿は実際には3~4年で実を付けます。

13歳で柿の実がなった

で、わたしが13歳の時に柿の実がなったんですよ。
同級生では、ぼちぼち事実婚を始める人も出てきます。
「うちのお嫁さんに」と中学生のわたしにも、ちらほらと声がかかるようになってきました。

わたしは、嫌で嫌で堪らなかったんです。
それで、普通に考えたら、柿をもいで捨てればよかったんだと思うんですね。

ですが、パニックになったわたしは、
柿の木ごと切り倒してしまいました。
だいぶん爽快でした。
木を切り倒した
ふぅ

めでたしめでたし

田舎ぐらしを始めようというかたがいらっしゃいましたら、柿の木にはご用心ください。

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