「占いはいいことだけ信じるの」という人が居ますよね。それ、大正解です。
そもそも、娯楽的な大衆雑誌や、不特定多数の見るブログで、地震が来そうって書いたり、恋愛運が良くありませんとか書くのは良くないなあ~と思ってみています。
大好きな、結城モイラさんという占い師さんが居ました。過去形なのは、今は現役でいらっしゃらないからです。
忘れもしません、モイラさんが311の前に書いてあった文章は、こうでした。
みなさんには、いろいろと欲しいものがおありでしょう。ですが、欲しいものを1日だけ我慢してみてほしいのです。今は、現金をお財布の中に入れていることが大事です。
と、書かれていたんですね。わたしはちょうどその時にちょっと高価なものが欲しくて、3万円ぐらいだったでしょうか、それがオークションに出品されていたんです。普通はすぐに飛びついて買いますが、その時は
「高いものだし、一日だけ待ってみよう」と思いました。
翌日に311が来て、わたしはその時に持っていた3万円で、飛行機に飛び乗って逃げました。
結城モイラさんの表現は人を怖がらせずに、助ける、素晴らしい表現だったと思います。占いとは、本来、そうであるべきだと思います。
その証拠に、人気の出る占いライターさんと、人気の出ない占いライターさんがいます。
「この人は絶対に嫌なことは書かないよね」と思うのが、石井ゆかりさん。
「この人は嫌なことは書かないけれど、程よく毒があって面白いよね」と思うのが、しいたけさん。
「この人はどんなときにも優しいよね」と感じるのが鏡リュウジさん、です。