東京23区を愛し過ぎているわたしは結婚できない~元いなかっぺの東京女

東京が好き 婚活

田舎の蛙 東京を知る。そして東京の懐の深さも知る・・・・・

東京という豊かで美しい街

わたしは今の住まいが大好きです。東京23区が大好きです。3分おきに来る山手線。張り巡らされた地下鉄。便利で清潔な都バス。たくさんの美しい公園。美術館、博物館、水族館、溢れる文化。都会の中にある自然、充実の医療、高度な教育。

歴史のある建物も、駅も、道路も、観光地も、すべてが美しい。

お金と煩悩の入り混じった俗なるもの、すべて。

東京の~すべてが~だいすきだああああああ!

死に物狂いで努力して東京に住んだ

ほとんどの女性が、20代のうちに東京に出てきたであろうと思われます。学生のうちに出てきた人はラッキーだとして、単身で出てきた人は、ものすごく努力して東京に住んでいます。

わたしはすぐに東京に住めませんでした。はじめは神奈川の端っこの、訳あり物件に住みました。幽霊が出るのではなく、隣がジャンガラ、ジャンガラと金属音をだす建物でした。
家賃は激安でした。東京の半分の家賃です。そういうところからスタートして、やっと東京に住むようになりました。いなかっぺが爪に火を灯すような暮らしをして、やっと東京に出てきました。

東京の場合、安くても6万円の家賃を払いながら、若い娘さんが暮らすわけです。手取りで16万円の初任給だったとして、残りの10万円で暮らさないといけないのです。
今でこそ、ユニクロやGUがありますけれど、昔はブラウス1枚が2万円から4万円しました。

同級生たちは、1枚だけのブラウスを夜に洗濯して、朝に生乾きのまま着ていくような生活をしていました。今はミニマリストというジャンルもあり、誰もそういう暮らしを笑わないでしょうが、当時はバブルで、デートに同じ服を着ていくのは失礼、とか、おかしなことが雑誌に書かれていたような時代でした。
そんな時代に、たった1枚のブラウスで、歯を食いしばって生きるって、生半可なことではなかったと思います。

昔はストッキングも高くて、1枚500円ぐらいしました。
若い娘さんですから、合コンもするでしょうし、夜遊びもするでしょう。実際に生活に使えるのは4,5万円といったところでしょう。
当時は携帯電話は誰でも買えるようなものではなくて、公衆電話から電話をすると1分90円とかで、5分で500円飛んでいました。

わたしよりも若いかたでも、同じように苦労したと思います。携帯代も高いと思います。

そこまでして東京に住む理由は?

そこまでして東京にこだわる理由は、やっぱりお給料が良いからではないでしょうか。地方だと、お給料は3分の1になりますから。地方に比べたら差別も少ないですし、とても暮らしやすい街です、東京は。

20代の時から、頑張って東京に住んでいると、例えば、生まれたときから埼玉や千葉や神奈川で、今でもご両親と一緒に一軒家に住んでいる男性とは、すり合わせが難しいのです。

こっちは20代から貧乏していますから、電気をこまめに消したり、水道の無駄使いをしません。余計な寄り道もしません。でも、ずっと実家暮らしの男性は、水を流しっぱなしで歯磨きをしたり、ティッシュで手を拭いたり、ラインがあるのにSMSで画像を送ってきたり、もはやどこから説明したらよいのかわからない次元におられます。

わたしから見たら、ずっと東京周辺の実家暮らしの男性って、物凄くリッチです。女性よりも2倍も多いお給料を、全部お小遣いにしていますし、そういう男性と同じようなお金の使い方ってできないんですよね。わたしはランドに行くにしても、ついケチケチしてしまうのです。

ケチケチといっても、行くならせめてお昼ぐらいから行きたいと思ったり、パレードを見て帰りたい、と思うぐらいのことですが、千葉民だったりすると、平気で15時から普通チケットで入場したりして、もったいなくて、うぉおおおおって言っちゃう。

上記のこと、東京のお給料が良いことと、実家暮らしの男性の経済感覚の違いがまずあります。

次に、わがままなことを書きます。

3分おきに電車が来るのに慣れてくると、6分おきしかないのが耐えがたいのです。私自身も、東京に住む前は、6分おきも3分おきも変わらないじゃないか、6分が待ちきれないとか、頭がおかしいんじゃないかと思っていました。
でも、実際に自分が東京に住むと、この6分が待てなくなってしまうんです。もう、人生で、今更6分も待つとか、無理です。

とてもわがままな話です。

元いなかっぺ東京女は東京を捨てる覚悟がない

ここまで読んで、23区に住んでいる女性って面倒くさいでしょう?実際面倒くさいと本人もわかっているんです。もうね、23区の外に出ることが無理なんです。ある意味田舎もんなんです。23区外に住めないんです。

なのでね、23区に住んでいる女性は、はなっからお見合い相手からは除外してもらって構わないです。歩み寄れないわたしたちが悪いんです。もし、男性がこれを読んでくださっているなら、地方から花嫁さんをお迎えするほうが100倍速いですよ。
とてもとても喜んで嫁いでくれると思います。

地方の女性から見たら、神奈川、千葉、埼玉であっても、もーのーすーごーーーーく都会です。ものすごく便利です。パートのお給料も高くて満足します。
電車やバスの本数にも不満を抱きません。

神奈川、千葉、埼玉がいいところなのは解っているんです。解ってはいても、シャンシャンに毎日会えないなんて、わたしは無理なんです。気が向いたときにチンアナゴに会えないなんて、無理なんです。

は?シャンシャンとかチンアナゴと人間の男性を並べて何言っとるんじゃ!と思われるでしょうが、そこがわたしのダメなところですね。

わたしはあくまでも反面教師としてこれを書いています。なので、わたしみたいじゃない東京女もいます。もちろんいます。
でも、そういう女性は賢いので、結婚に備えて、家賃の安い郊外へ引っ越します。本気で結婚したいなら、そうします。そう、ずっと東京に拘って、23区に住んでいる時点で、深層心理で仕事を選んでしまっているんですよね。結婚に対する覚悟が無いんです。

結婚したい、子供が欲しい、だけど自分の何も変えたくない、なんて、無理ですよね。男性は当然のように、住まいも仕事も変えてもらえると思っているけれど、東京女はその壁を越えにくいですね。
地方の女性なら、すべてを捨てて嫁いでくれると思います。

わたしはもちろん、東京を捨てるほどなら結婚はしません。

タイトルとURLをコピーしました